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あらすじ - ガラムかたぎり

2018/01/23 (Tue) 01:15:32

※前回まで※

遂に対面したファウストロ。
彼の目的は終末を迎えようとしているこのエラレムア世界を救う事だという。
やがて使いの者を寄越すという彼の言葉の裏を取る為、パーティーは10数年前に「世界の終わりの先触れ」ドラゴンマンが飛来したという、ドワーフの都リブリングを目指す。

鎖国中のリブリングに入るには、嵐の中海路を使うしかない。ギル王国で海賊ゴルドを仲間にし、同じくリブリングへ渡る方法と護衛を探していたアローナの司祭エクスマリーを連れ、海賊船ブラックアルカディア号は出港する。

リブリングの手前、タラント島に不思議な力で引き寄せられてしまうブラックアルカディア号。
ここは死してなお生きる魔女が住むという噂のある島だ。

船が動かせないので、ひとまず島の中心にある塔を目指す事にした一行。
野営中、エリックが不思議な夢を見る。

生命の樹と塔が並び立ち、それを囲む大木の上に作られたエルフの都市ロンダリーブ。
ユニコーンに跨るエルフの女性と騎士達。
空に無数の黒い影が横切り、同時に大地震が起こる…。

翌日たどり着いた塔は、まさにエリックが夢に見たあの建物だった。

Re: あらすじ - ガラムかたぎり

2018/01/23 (Tue) 21:11:19

2018年1月21日
(参加PC:エリック、ガラム、ティグ)

大広間から魔法で稼働する落とし戸を抜けて地下階へ降りると、そこは広大な図書室だった。

置かれている本は少なくとも1300年以上は昔の物で、今は使われていない古代のエルフ文字で書かれている。が、その文字を知らないはずのエリックには何故か本の内容を読むことができる。本は占星術に関する物が多いが、中に日記の様な物があった。
「西方から黒い雲が立ち込め、空を覆い尽くした」
「竜との戦いに、我々はきっと勝利する」
「いくつもの村や都市が海に沈んでしまった」

奥の部屋の中央には未完成の魔法陣が描かれていた。
周囲には召喚術に関する手引書が置かれている。
ティグの見立てによれば、召喚者は高位の魔術師だが召喚術には習熟していなかった様だ。自分自身を生贄に、強力な悪魔を召喚しようとしていたらしい。

ティグは自分の足下に黒い影の様な物が絡みついているのに気付いた。影は、ティグにだけ伝わる言葉で
「この魔方陣を完成させ同胞を呼び出せば、あなた様の力になってくれるでしょう」
と囁いた。

エリックとガラムを上手く言いくるめ、魔法陣を完成させ呪文を唱えるるティグ。
雷鳴が轟き、強烈な光と共に現れたのは、青白い馬に跨り、禍々しい剣を携え、怒りに顔を歪めた悪魔だった。
第13悪魔、大王ベレトだ。
アポカリプスの記述に従い、ベレトの怒りを鎮めるティグ。
「人間にも貴様の様な礼儀を弁えた者がいたか。して。我を何の為に呼び出したのだ。」
ベレトは縁結びを司る悪魔でもある。
詰め寄られたティグは、アヴァカス帝とエリザベートの仲を取り持って欲しいと申し出る。
「なるほど一国の王と王女か。我が縁を結ぶにふさわしい。」
ティグは改めてベレトと契約を結んだ。今後必要な時は、儀式によって呼び出す事もできるだろう。

Re: あらすじ - ガラムかたぎり

2018/01/24 (Wed) 00:13:03

塔の2階は謁見等に使われる広間だった。
豪奢な玉座の後には武装した女神アローナの石像が置かれている。

3階は居住区の様だ。
客間として使われていたであろう部屋に入ると、金属でできたカプセル状のオブジェが襲って来る。
だがエリックが制するそぶりをすると、オブジェは部屋の壁まで下がり動きを止めた。
エリックの微かな記憶では、自分の兄弟がこのオブジェ…ガーディアンで遊んでいた様な気がする。

次に入った部屋はこの塔の主人…つまりロンダリーブの王の私室の様だ。
ベッドにかけられたユニコーンの紋章が入った旗を引くと、プレートメイルを着たエルフの遺骸が横たわっていた。
遺体は殆ど風化しているが、鎧は傷一つなく、たった今磨き上げられたかの様だ。

そういえばはるか昔、リブリングとも国交のあったエルフの大国があったが、悪い魔法使いによって海に沈められてしまったという昔話があった。その国の名前もロンダリーブではなかったか。

エリックはエルフ王の鎧を身に着けてみた。
その瞬間、エリックの視界が一変する。

エリックの目の前には武装したエルフの騎士が並んでいる。
「王よ、あなたを置いて行く我らをお許し下さい。」
エリックは騎士達に、王妃を連れて早くこの地を離れるよう促す。だが王妃はエリックとの別れを拒む。
「私もここに残ります。」体を寄せようとする王妃を、エリックは優しく押し離した。

ほんの一瞬の幻だった。

Re: あらすじ - ガラムかたぎり

2018/01/24 (Wed) 00:36:21

次の部屋は玉座の間だった。
広間に設えられた2つの玉座の近くに、半透明の女性が佇んでいる。
その表情は怒りに歪んでいた。
「おお…我が夫の鎧を汚すとは…許せない……」

またも、ティグの足に纏わり付く影が囁いた。
「ご主人様、同胞の匂いがしますぞ…」
よく見れば、王女の亡霊に巨大な鳥の様な悪魔が取り憑いているのが見える。
第37悪魔、フェネクス侯爵。
鳥の姿の時は美しい声で美しい詩を詠み、人の姿を取るとおぞましい声で汚らわしい詩を詠むという。

エリックとフェネクスの作詩勝負が始まった。
エリックは長命な悪魔が苦手とする、短命な物。儚い物をテーマに選び、見事に勝利する。
ティグはフェネクスとも契約を交わすことに成功した。

正気に戻った王妃の霊は皆に警告する。
「今また、西から竜の災厄が訪れようとしています。」
「エルフ七王国の末裔が残っていれば、力を貸してくれるでしょう。」
「リブリングのドワーフ達、水晶の都のエルフ達に助力を求めなさい。」
王妃はエリックに夫の装備を託すと、ガラムの祈りによって安らかな眠りについた。

最上階は天文台となっていたが、王妃の霊の消滅と共に島を覆っていた魔力も消え失せ、今は動かない様だ。
これで船を出す事もできるだろう。

Re: あらすじ - ガラムかたぎり

2018/01/24 (Wed) 00:59:50

リブリングは岩山だけでできている特殊な土地だ。人間には竜の尻尾とも呼ばれている。

ブラックアルカディア号は、岸壁に開いた洞窟からゴルゲンド港に入港する。
かつて賑わったというこの港も鎖国中だけあって閑散としている。ほどなくドワーフの警備兵にパーティーを取り囲まれてしまった。

アースが鋼の門特使としての身分を明かすが、手枷を付けられると馬車に乗せられてしまう。
だが扱いは賓客をもてなすかの様に丁寧で、ちぐはぐな対応だ。

ほどなく、北のブラーク城塞都市にて氏族長との会見が始まった。
「遠くからの友にこの様な仕打ち、誠に申し訳ない。」
氏族長の話によれば、モラディン神の司祭団が「大いなる災いをもたらす者たち」としてパーティーの来訪を予言していたらしい。
正確な日時まで予言されていては、例え相手が鋼の門の特使やゼクティアの貴族、バ・ヌーの司祭であっても黙って通す訳にはいかないと言うのだ。

翌日、一行は神殿で神明裁判にかけられる事になった。
反論しようにも、「神のお告げ」を盾にされては理屈が通じない。
進退窮まった時、リブリングの現最高指導者であるボマルク上級王が神殿に姿を現した。

王の取りなしで、裁判の決着は神明決闘に持ち込まれた。
神は正しい者に勝利を与える。神殿側とパーティー側で3人の代表を出し、それぞれ1対1の決闘を行うのだ。

パーティーからは、アース、エリック、ガラムの3人が代表として戦う事になった。

(次回に続く)

Re: あらすじ - ガラムかたぎり

2018/01/24 (Wed) 01:01:45

(手直ししてwikiにも上げとこう…)

Re: Re: あらすじ - ティグ

2018/01/29 (Mon) 10:03:42

あらすじありがとー

Re: あらすじ - アース

2018/02/03 (Sat) 11:26:40

あらすじありがと!
今は事情があってなかなか参加できないけど、復帰したいです。

つか、リブリング超行きてー

Re: あらすじ - ガラムかたぎり

2019/01/21 (Mon) 23:20:30

2019年1月20日
(参加PC:エリック、ガラム)

神官団は何やら企んでいた様だが、ギアの情報で事なきを得、武器を使った3vs3の決闘で勝負を付ける事になった。

神官団が選んだのは屈強な2人の戦士と大柄な神官戦士。
だがアース、エリック、ガラムはこれに圧勝して見せ、ボマルク上級王の宣言によって見事無実を勝ち取る事ができた。

その日の夜はブラーク族長の館に招かれ、旅の疲れを癒やす事となった。

夜。物音に目を覚ましたガラムが廊下に出ると、見慣れない人影がエクスマリーの部屋に入って行くのが見えた。
エクスマリーの部屋からガラガラ声が漏れ聞こえて来る。
「リブリングが…」「上級王を…」
ほどなく会話の声は消え、誰も部屋から出てくる様子が無い。
酔ったふりをしてエクスマリーの部屋に転がり込むガラム。
部屋にはエクスマリーの姿しか無い。
突然扉を破って転がり込んできた巨躯に驚いたエクスマリーが悲鳴を上げ、ガラムは衛兵に取り押さえられてしまった。

Re: あらすじ - ガラムかたぎり

2019/01/21 (Mon) 23:52:53

翌日。ブラークの族長に身分を証明する証文を出して貰い、ロバに荷物を積んで山道を進む。

2日の後、ついにリブリングへと辿り着いた。
リブリングは巨山をらせん状に城下町が巻き、山頂近くに城を構える城塞都市だ。
はるか東には、「モラディンのハンマー」と呼ばれる遺跡が見える。

残念ながら到着が日暮れを過ぎていた為、ふもとにある城門は既に閉じられていた。
パーティーは門外街で一晩明かした後、改めてボマルク上級王への謁見を申し込む。
鋼の門大使としてのアースの用件やブラーク城塞都市での一件を伝えると異例の速さで審査が行われ、明日の朝には謁見が叶うと言い渡された。

空いた時間で都に出るガラムとエリック。
ギアも何か調べる事があるのか、姿を消していた。

ガラムは神殿を訪ねる。
リブリングはモラディン神の支持が圧倒的なので、その他の神は寄り合い的に一つの建物の中で祀られている。
ガラムを出迎えたバ・ヌーの司祭は、ヴィクトール救済寺院のメンバーだった。
これ幸いと10年前のドラゴンマン襲来について尋ねるガラム。

司祭の話では、当時街には殆ど被害が無く、主に海上の軍船や商船が襲われたという。
突然襲撃は止み、王達は何故か襲撃に関する情報を隠蔽した。
その為、ドラゴンマンの襲撃はこの土地のドワーフ以外には殆ど知られていないのだと。
ガラムは司祭に当時の目撃者を探して貰う様に依頼し、神殿を後にした。

エリックは外国人街を訪れていた。
鎖国状態のリブリングだが、都に留まっている他種族や外国人が全くいないわけではない。
ドワーフを相手に魔法の品を売って生活しているというエルフの術者、オルリウスを訪ねるエリック。
オルリウスによると、ドラゴンマンは自然界に存在する生物では無いのだという。

彼は、激しい襲撃を行いながら突然姿を消したのは、襲撃自体が何かの前触れなのか、奴らの腕試しの様な物ではないかと考えている、と語った。
生まれたばかりの生き物が、自分のできる事を試すため体を動かすかの様に。
では、その親はいったい何者なのだろう。

「世界の始まりと終わりには竜が現れる」という言い伝えもある。
竜について調べる事は、世界の根源に触れようとする事にも等しい。
竜は空に浮かぶ赤の月から来たという伝説もあるほど計り知れない存在なのだ。十分注意するように、と、エリックは警告を受けた。

Re: あらすじ - ガラムかたぎり

2019/01/22 (Tue) 00:11:01

1日が過ぎ、ボマルク上級王との謁見の日となった。
だが、城に残っていたはずのアース、ティグ、ローエンの姿が見えない。
エクスマリーによると、3人は一足先に謁見の間にいるらしい。
侍従に呼ばれ、エリックとガラムもエクスマリーと共に謁見の間へと急いだ。

玉座に座るボマルク上級王。
その前には確かに3人の仲間が跪いている。
上級王の護衛や従者の姿が見えないが、アースが特使としての重要な用件を伝える為に人払いを頼んだと言う。

大声で話せない事がある、と耳打ちの許可を求めるアース。
手招きされたアースは懐から黒い短剣を取り出すと、上級王の胸を貫いた。

崩れ落ちる上級王。にやりと笑い、こちらを振り向くアース。
「この短剣は1度しか使えないが、貫かれた者は絶対に生き返る事ができないんじゃ。」
ティグとローエンもにたにたと笑いながら立ち上がった。
「ようこそ、共犯者。」
エクスマリーが扉を閉ざす。

上級王に駆け寄ろうとするエリックとガラムを、ティグが召喚したエアーエレメンタルと全身にトゲの生えたトカゲの様なモンスターが阻む。

ガラムの魔法によれば、目の前のアース、ティグ、ローエンは精巧に作られた偽物の様だ。そしてエクスマリーには何がか取り憑いているのが見える。

エリックとガラムが魔法の壁とモンスターに動きを封じられる中、偽のアース達は通路の奥に姿を消した。

エリックの剣戟とガラムの魔法がモンスターを退けると、同時に謁見の間に戻ってくるアース、ティグ、エリック。
いや、彼らは本物だ。
今そこの通路で拾ったという血まみれの黒い短剣を手に、アースが叫ぶ。
「何がどうなっとるんじゃ!説明せい!」

入り口扉の奥から、衛兵が押し寄せてくる足音が聞こえる。
(次回に続く)

Re: Re: あらすじ - ゆうちん(DM)

2019/01/22 (Tue) 16:08:44

あらすじありがとう!

Re: あらすじ - ガラムかたぎり

2019/01/23 (Wed) 03:15:00

記憶違いとかあれば教えてね。

Re: あらすじ - ガラムかたぎり

2019/08/15 (Thu) 02:40:33

2019年3月24日
(参加PC:ティグ、ガラム)

ボマルク上級王殺害の容疑で独房に囚えられてしまった一行。
ティグが使い魔を使い様子を探っていると、既にひと暴れして鎖でがんじがらめにされていたガラムの独房の前に白いローブの人物が立っているのを見付けた。

ローブの男は邪な霊気を発する短剣をガラムに突き立てようとしている。

その時、ガラムの頭にデュエクスの神の声が響いた。
「ここで死ぬか、7人の生贄を捧げるか、選ぶが良い」
生贄は捧げない。代わりに1万人の信者を集めてみせると宣言するガラム。

ガラムの左手に神々しい力が漲り、鎖による拘束をやすやすと拭い取る。

同時にティグの使い魔が白ローブの足元を掬う。
たまらず倒れた白ローブは自分の持っていたナイフを胸に突き刺し、絶命した。
男の頭には傷があり、そこから黒い蟲が出てこようとしている。
ガラムが神の手をかざすと、蟲はかき消えた。

騒ぎを聞いた衛兵が駆けつけるが、ガラムが神の手を振るとその場にくず折れ、安らかに眠ってしまう。

独房を脱したパーティーは、邪悪な気配の集まる城内の神官団本部へと向かった。

迎え撃つ神官団と戦士団。
だがガラムの力を受けた神官団副団長が苦しみ始める。
彼の口から飛び出す黒い塊。
ローブを纏って宙を舞うその姿は、かつて戦ったダロス・デウロスに良く似ている。

一方の戦士団の隊長はブラックドラゴンへと姿を変え、襲いかかって来る。

ティグがタイムストップの魔法で時間を止め、黒ローブが召喚した複数の巨大ファイヤーエレメンタルを異次元に送り返す。
ガラムはティグにフライの魔法をかけてもらうと、黒リーブに突進した。
神の力を宿した拳で粉砕される黒ローブは、最後に「ニカ…」と呟き四散した。

アースと戦っていたブラックドラゴンは怒号を上げながら飛び去って行く。

誤解は解け、一行はブラーク族の族長から正式な謝罪を受けた。

Re: あらすじ - ガラムかたぎり

2019/08/15 (Thu) 03:20:00

ブラーク族長から説明を受けるパーティー。

リブリングは西の海の向こうから来る竜人から攻撃を受けているらしい。
プライドの高いリブリングのドワーフ達は自分達だけで対処できると思っているが、敵は既に半島に砦を築いているという。

鋼の門はサソリ人間の攻撃を受けていた。
ダンドルグ岩窟王国もアリ人間と戦争中だ。
世界中のドワーフが一度に攻撃されているというのか。

ファウストロが口にした「世界の終わり」についてはブラークの族長も聞いたことがないと言う。だが、聖地である「モラディンのハンマー」へ行けば、何か分かるかもしれない。
聖地に足を踏み入れる許可はすぐには出せないが、もうすぐ次の上級王を決める会議を行う為にドワーフ七氏族の長が集まるので、そこで議題に上げて貰える事になった。

また一行は神官団、戦士団からお詫びの印として各自金貨1万枚を受け取った。

エクスマリーの行方はわからない。

だが、ティグの使い魔が街中を探ると、ガラムを襲った白ローブ同様に悪の力に支配された人間が9人も見付かった。

更に強い悪の力を嗅ぎ付けた使い魔。
そこはドワーフ七氏族の1つ、オルドレスの氏族長が宿泊している宿だった。

ティグの使い魔が宿の中を探ると、オルドレス族の幹部の間にエクスマリーの姿が有る。

ほどなく、神官団と戦士団を引き連れたガラムが宿に踏み込む。
宿を封鎖し、大きな抵抗も無いままオルドレス氏族長一行のエクスマリーを軟禁する事に成功した。

祓魔の儀式を受け、アビサル語で叫びを上げるエクスマリー。

上手くエクスマリーと2人だけの状況を作り出したティグがほんの一瞬、悪魔ベレトを召喚して見せると、エクスマリーに取り憑いていた悪魔は大人しくティグの質問に答え始めた。

・今は亜種族による「黒の軍勢」の攻撃への下調べをしていた。
・黒の軍勢のボスは「黒の導師」と呼ばれている。
・黒の導師の姿はティグが知るダロス・デウロスと良く似ている。
・「ニカ…」というのはある上級悪魔の真名の一部らしい。
・市民に悪魔を植え付けているのは神官団のメンバーらしい。

悪魔は祓われ、エクスマリーはようやく解放された。

だが、まだ氏族長が残っている。
氏族長への祓魔の儀式に反対する神官団をティグの魔法で拘束し、氏族長を軟禁している個室へ踏み込む一行。

オルドレス氏族長は斧を構えて待ち構えていた。
(次回に続く)

Re: あらすじ - aina

2019/08/15 (Thu) 22:21:57

ありがとう。
大体把握した。

Re: あらすじ - ガラムかたぎり

2019/09/14 (Sat) 03:41:33

2019年8月17日
(参加PC:エリック、ギア、ガラム)


オルドレス族長との戦闘。
族長が撒き散らす黒い粘液から竜牙兵が現れ襲いかかってくる。
激闘の末族長を打ち倒すと、その口からネバネバとした黒い塊が飛び出して行った。
すかさず止めを刺すエリック。
黒い塊は老人の右手に姿を変えると、「ニカデ…」という言葉を残して消えた。

ガラムは族長を手当しつつ、「これもデュエクス神の威光です」とぶちあげた。

その後の調査で以下の事がわかった。

・パーティーがリブリングに着く以前から、悪の力に操られる者は出始めていた。
・悪の力に操られている間の記憶は無い。
・エクスマリーの記憶は神前決闘以前から抜け落ちていた。(が、エクスマリーの様子はもっと以前からおかしかった。始めから取り憑かれていたのか、旅の途中からなのかはわからない)
・エクスマリーがリブリングに来た目的は、アローナの神官長からモラディンの神官長に密書を渡す使命を帯びていた為。

アースは次の上級王を決める七氏族会議に出席を求められ、別行動を取る事になった。
七氏族会議が終わるまでは1周間以上ある。
それまで聖地「モラディンのハンマー」へは立ち入れない。

デュエクス信者を集める必要に駆られるガラムは神殿に残してきたルフィールに指示を飛ばした。
民衆に人気の高い作家に、デュエクスがかっこよく活躍する娯楽アクションサスペンス小説(ちょっとエッチ)を執筆させ、知名度と好感度を上げる作戦だ。

その後、エリック、ガラム、ギア、ローエンの4人は西にあるという竜人の砦を偵察する事にした。
往復で約10日の道のりなので、戻る頃には七氏族会議も終わっているだろう。

ティグは急用を思い出し、一度リブリングを離れる事になった。
その際、仲間達にティグの姿をした人形を残して行った。
3回だけ、ティグの持っている知識を(嫌味たっぷりな口調で)教えてくれるという魔法の品だ。

Re: あらすじ - ガラムかたぎり

2019/09/14 (Sat) 04:14:13

街道を西へ向かう。

道中の村落で、竜人の目撃情報が得られた。
砦はこの先で間違い無い様だ。
またこの辺りの村落では行方不明者が増えているらしいこれも竜人の仕業だろうか。

クルドゼン族の土地に入る。
ここでも人さらいの噂が流れている。
犯人は2m弱の竜人という情報もある。

更に西へ進む一行。
遠くの村から黒煙が上がっているのを見付け、急行する。
一面を岩山に、残りを岩造りの壁で囲まれた大きな村だ。門は閉ざされていて、物音は聞こえない。

ギアが壁を登って中の様子を探る。
ひどく荒らされており、あちこちに戦闘の跡や血痕が見られる。が、人の姿は全く無い。死体すら見当たらない。
ギアは引きずる様な血の跡を追ったが、それは村の中で途切れていた。

門を内側から開き、仲間を村に引き入れた後、更に探索を続けていたギアは、村の岩山に面した箇所に継ぎ目が有る事に気付いた。隠し扉だ。

仕掛けられていた罠をかわして中へ進むと、生き残った村人十数人が息を潜めて隠れていた。

村人に話を聞く。
空から現れた竜人の群れが、村人をさらって行った。
大多数は生きたまま連れて行かれたが、抵抗して死んだ村人の死体も竜人達は回収していったらしい。


隠れていた村人達は、ローエンが安全な街まで送って行く事にした。
ローエンに任せておけば安心だろう。

夜。
壊滅した村の宿屋で見張りについていたガラムが、広場に5,6体の竜人が降り立つのに気付いた。
ローブを纏いヒゲを生やしたリーダーが指揮を取っている様だ。

マナ・バンによれば、あれは竜の眷属ドラゴンマン。とっくに亡びたと思われていた、古代の種族だ。

ティグ人形によればドラゴンマンはデュエクスと同じくらい古い種族で、伝承によると竜の原種、神竜が尖兵として作り出した戦士だという。
その性質は竜に似て、金銀財宝を集める習性があり、プライドが高く、協調性が無い。
また戦士としての能力は非常に高い。
ただ、人をさらったという記録は残されていない様だ。

エリック、ガラム、ギアが暗闇から襲いかかる。
奇襲は成功し、混乱するドラゴンマン達を個別撃破する事ができた。

ガラムはスピーク・ウィズ・デッドの魔法でドラゴンマンのリーダーから情報を引き出す。

・何の為に人間をさらったのか?→黒の導師の復活の為。
・黒の導師はどこに居るのか?→闇の神殿に居る。
・闇の神殿の場所は?→わからない。
・西の砦の戦力は?→ドラゴンマンが200人。なおも増え続けている。
・西の砦の警備が薄い場所は?→海側の洞窟。人間は入れない。
・さらって行った人はどこに居る?→砦の地下。
・黒の導師とは何者だ?→この世を竜の世界に作り変える救世主だ。
・砦のボスは何者だ?→ザッハグ竜将だ。
・ドラゴンマンはどこで生まれる?→養育場で生まれる。

エリックはドラゴンマンのリーダーの持ち物からオカリナを手に入れた。
指向性の強い音が出せる、特殊なオカリナだ。

竜人の死体を埋めて隠すと、一行は西へ向かった。

【次回へ続く】

Re: あらすじ - ガラムかたぎり

2019/09/22 (Sun) 21:56:27

2019年9月15日
(参加PC:エリック、ギア、ガラム)

翌朝、村を出て砦へ向かう。
ガラムのかけたウィンドウォークの魔法によって空を行く。村で調達した布を被っていれば、雲か霧にしか見えないはずだ。用心の為に南から迂回して行った為、砦に着いたのは15時頃だった。

砦の中からは黒煙が上がり、木材か石炭を燃している様な匂いがする。

海面から周り込むと、砦のある西岸にいくつかの洞窟を見付けた。
ギアが先行し、砦から少し南に離れた洞窟に様子を見に入る。

光る巨大なキノコや狭穴を越え、地面がすり鉢状の砂地になった広い空間を抜けると、鳴子が仕掛けられた通路に出た。ギアでなければ侵入に気付かれていただろう。
その先は石積みの壁で塞がれていたが、先程の鳴子から伸びた紐を通す為の小さな穴がある。
ウィンドウォークの効果で体をガス化させて穴を抜け
るギア。

中は人工的な広い空間だ。
大きな溶鉱炉の様な設備が有り、大勢の灰色の肌のドワーフ、ドゥエルガルが働いている。
警備のドラゴンマンも数体居る様だ。

こちらからの潜入は難しそうだ。
ギアは仲間と合流し、砦の少し北にある洞窟から再度侵入を図る。

幅の広い洞窟を進むと、前方の空間で5人のオークが焚き火を囲んでいた。
ガラムがデュエクスの力を解放し、オークを調伏する。オーク達は涙を流し、ガラム達に協力を申し出てくれた。

オーク達によると、ドゥエルガルだけでなくゴブリンやドラウエルフ、種族はわからないが竜将の補佐官である「幽霊野郎」もこの砦で働いているという。
オーク達も雇われている身だが、わずかばかりの賃金でこき使われる身に不満を感じている様だ。
また、砦を統べるザッハグ竜将は明日まで留守にしているそうだ。
村から拐われたドワーフ達の殆どは彼らが「囲い部屋」と呼ぶ場所に囚われているらしいが、何人かは「絞り部屋」という場所に送られているらしい。

一行もオークに変装し、懐柔したオーク(便宜上、オーク㌠と呼ぶ)に案内されて、先に絞り部屋へ向かう。
途中、ドラゴンマンを引き連れたマインドフレイヤーとすれ違うが、上手くごまかせた様だ。

絞り部屋の入り口はドラゴンマンの衛兵が守っている。
ギアがドワーフに変装し、囚人の護送を装って中へと入る。

部屋の中は異様に明るい。大勢のドラゴンマンがせわしなく働いている。
中央には窯の様な装置があり、そこから伸びる管が周囲のカプセルに繋がっている。
部屋の角に有る移動式の檻には数人のドワーフが囚われている。

ドラゴンマン達がドワーフを1人、檻から窯に放り込む。
ほどなく異様な機械音がすると、窯は空になり、ガラスのカプセルにわずかばかりの液体が溜まっていた。

警備のドラゴンマンがこちらを怪しんでいる。
エリックが魔法で部屋の反対側に爆発音を響かせ、その隙に絞り部屋を抜け出すことに成功した。
騒ぎを聞いて衛兵達が集まってくる。

手薄になった「囲い部屋」へと向かう一行。
そこには移動式の檻が10基ほど並び、中には100人ほどのドワーフが囚われていた。
リーダー格のドワーフに助けに戻ると約束し、一旦この場所を離れる。

向かうのは北のトンネルを越えた山の上。
オーク㌠によれば、そこにはオークの本陣があるのだ。
この陣の地下からは、街道を来るドワーフ軍を挟み撃ちできるように、街道の砦から離れた場所へと繋がる秘密の通路が有る。
これは脱出に使えそうだ。

ガラムがオークのリーダー格を集め、ドゥエクスの力で調伏する。
感動に咽び泣くオークのリーダーを落ち着かせると、ドワーフ解放の為の協力を依頼するガラム。

100人のオークを引き連れ、一行は囲い部屋へ戻る。
ゴブリンの衛兵を殴り飛ばし、出口を固めるドラゴンマンを移動式の檻で轢き潰し、ついでにアースクエイクの魔法で砦にダメージを与えて、秘密の通路から街道へ。

追手を撒く為に、オーク達にはここで一旦散り散りになって貰う。
一行はドワーフの案内で密林を抜け、古い地下道に辿り着いた。

(次回へ続く)

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